大正9年創業、創立100年を迎えるめっき業界の老舗 今お困りのめっき処理にすぐにお応えします。

めっきについて

めっきとは
 めっきとは、金属または非金属の表面に金属を析出させる技術の総称を指します。
金属の薄膜を被覆することで錆防止、耐摩耗性などの耐食性から通電性の向上、
装飾といった様々な付加価値を与える表面処理となります。
電気めっき(電解めっき)と無電解めっきの違い  電気めっきとは、製品にマイナスの電気を流し、電気の反応を生かして表面に金属を析出させるめっき法です。
対して無電解めっきは電気を使わずに、化学反応で表面に金属を析出させるめっき法です。
 電気めっきは電気が流れやすい箇所は金属の層が厚く、流れにくい箇所は金属の層は薄くなります。
対して、無電解めっきはめっき液に触れる箇所から化学反応を起こし、金属を析出させます。
よってお品物に均一した金属層を形成いたします。
クロムめっきとは クロムめっきは大きく分けて2種類あります。
ニッケルクロムめっきと硬質(工業)クロムめっきです。
膜圧
ニッケルクロムめっき 0.1-0.5μ
硬質クロムめっき 1-100μ
用途
ニッケルクロムめっき 装飾
硬質クロムめっき 硬度、耐摩耗性等の機能向上
表記
ニッケルクロムめっき NiCr、Cr-3(クローム3号)
硬質クロムめっき HCr、ICr
無電解ニッケルめっきとは  電解ニッケルめっきは電気を使わず、めっき液の中の成分の化学反応によって、品物の表面に金属を析出させるめっきです。
図面ではNiPと表記されています。
よく無電解ニッケルめっきのことを「カニゼン」とよばれることがありますが、
カニゼンとは日本カニゼン株式会社様が作っている無電解ニッケルめっきの薬品のことを指します。
「カニゼン」とは薬品の商品名です。
ほかには化学ニッケルめっきとよばれることもあります。

表面処理一覧

ニッケルめっき Ni Nib 引っかけにてめっき処理を行う。
手動でのめっき処理なので、外観の傷、打痕に厳しい品物にも対応可能。
仕上がりは光沢あり。
鉄、銅、銅合金、ステンレスにめっき可能。
めっき厚は通常2〜8μ。ご要望により膜厚対応可能。
装飾クロムめっき NiCr Cr-3 DCr 引っかけにてめっき処理を行う。
膜厚は0.1〜0.8μ。下地に光沢ニッケルめっきをつけます。
下地にめっきなしのダイレクトクロムも行っております。
ひっかけでの処理なので、傷や打痕に厳しい品物にも対応可能。
無電解ニッケルめっき NiP KN 引っかけもしくはかごにてめっき処理を行う。
日本カニゼン株式会社様と技術提携している。 仕上がりは半光沢。
めっき厚は通常4〜6μであるが、30μほどの厚付けから1〜3μの薄付け対応も可能。
鉄、銅、銅合金、ステンレスにめっき可能。アルミ素材に関しては要相談。
ご要望により、400℃ベーキングも行う。品物の大きさに制限あり。
黒ニッケル NiB BN 引っかけにてめっき処理を行う。膜厚は通常1μ以下。膜厚測定ができません。
黒ニッケルめっきではあるが色はメタル色に近い。
黒ニッケルめっき単体では耐食性がないので下にニッケルメッキ、
無電解ニッケルめっきをします。ダイレクト黒ニッケルも可能。
光の反射を嫌う品物にめっきすることが多い。
硬質クロムめっき HCr ICr 引っかけにてめっき処理を行う。 仕上がりは半光沢。
めっき厚は1〜5μから、ご都合により100μまで可能。要相談。
マスキング処理も行っているが形状にもよるので要相談。
膜厚はマクロメータにて計測する。
銅めっき Cu シアン浴の銅めっき槽。平滑性が良い。
バレルにてめっき処理。 仕上がりは半光沢。
めっき厚は通常時、4〜15μ。50±μの範囲で収める実績もある。
寸法が厳しい品物でも対応可能。鉄素材にめっき可能。
電解研磨 引っかけにて研磨処理を行います。
SUS材が対象。
外観のキズ、打痕に厳しい品物に対しても対応可能。
その他処理可能なめっき 黒色クロムめっき
六価クロメート全般
三価クロメート(白、青、黒、黄色)
低温黒色クロム・黒塗装
銀めっき
金めっき
化学研磨
カニフロン、カニボロン
後処理 200℃、最長8時間のベーキング処理可能
ご要望により、400℃のベーキングも可能
(無電解ニッケルめっきのみ)
膜厚 蛍光X線(セイコー社SFT200)で測定。
ご要望によりめっき厚データの提出可能。

アクセス

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FAX : 03-3799-0584
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多種類のめっき処理実績により、豊富な技術、知識があり、
ワークのきず表面状態に細かく対応することが可能です。
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