電気メッキとは、製品にマイナスの電気を流し、電気の反応を生かして表面に金属を析出させるメッキ法です。
無電解メッキは電気を使わずに、化学反応で表面に金属を析出させるメッキ法です。
電気メッキは電気が流れやすい箇所は金属の層が厚く、流れにくい箇所は金属の層は薄くなります。
対して、無電解メッキはメッキ液に触れる箇所からあがく反応を起こし、金属を析出させます。
よってお品物に均一した金属層を形成いたします。
クロムメッキは大きく分けて2種類あります。
ニッケルクロムメッキと硬質クロムメッキです。
色見 同じ
膜厚
ニッケルクロムメッキのクロム 0.1-0.5μ
硬質クロムメッキ 1-100μ
呼び名
ニッケルクロムメッキ NiCr、Cr-3(クロム3号)
硬質クロムメッキ HCr、Icr
無電解ニッケルメッキは電気を使わず、メッキ液の中の成分の化学反応によって、品物の表面に金属を析出させるメッキです。
図面ではNiPと表記されています。
よく無電解ニッケルメッキのことを「カニゼン」とよばれることがありますが、
カニゼンとは日本カニゼン株式会社様が作っている無電解ニッケルメッキの薬品のことを指します。
「カニゼン」とは薬品の商品名です。
ほかには化学ニッケルメッキとよばれることもあります。
株式会社ヒロオ